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2016.03.21

日本の幸福度を世界53位にまで落とした安倍政権

毎年3月の中旬になると、恒例の国連による「最も幸福な国」のランキングが発表になる。正式名称は「World Happiness Report (世界幸福度報告書)」と言うんだけど、これは、アメリカのギャラップ世論調査が世界約160カ国の国民を対象にして、電話調査や対面調査をしたデータがもとになってる。

そして、それぞれの国の1人あたりのGDP、社会保障、物価、環境、格差、国民の健康寿命、教育、雇用、メディアの公平性、政治家の汚職など、あらゆる状況を加味して、毎年、それぞれの国の幸福度をランキング形式で発表しているものだ。

ちなみに、今回発表された「2016年 World Happiness Report 」では、以下のようなランキングになっていた。


1. デンマーク
2. スイス
3. アイスランド
4. ノルウェー
5. フィンランド
6. カナダ
7. オランダ
8. ニュージーランド
9. オーストラリア
10. スウェーデン
11. イスラエル
12. オーストリア
13. アメリカ
14. コスタリカ
15. プエルトリコ
16. ドイツ
17. ブラジル
18. ベルギー
19. アイルランド
20. ルクセンブルグ
21. メキシコ
22. シンガポール
23. イギリス
24. チリ
25. パナマ
26. アルジェニア
27. チェコ
28. アラブ首長国連邦
29. ウルグアイ
30. マルタ
31. コロンビア
32. フランス
33. タイ
34. サウジアラビア
35. 台湾
36. カタール
37. スペイン
38. アルジェリア
39. グアテマラ
40. スリナム
41. クウェート
42. バーレーン
43. トリニダード・トバコ
44. ベネズエラ
45. スロヴァキア
46. エルサルバドル
47. マレーシア
48. ニカラグア
49. ウズベキスタン
50. イタリア
51. エクアドル
52. ベリーズ
53. 日本
54. カザフスタン
55. モルドバ
56. ロシア
57. ポーランド
58. 韓国
59. ボリビア
60, リトアニア
61. ベラルーシ
62. 北キプロス
63. スロベニア
64. ペルー
65. トルクメニスタン
66. モーリシャス
67. リビア
68. ラトビア
69. キプロス
70. パラグアイ
71. ルーマニア
72. エストニア
73. ジャマイカ
74. クロアチア
75. 香港
76. ソマリア
77. コソボ
78. トルコ
79. インドネシア
80. ヨルダン
81. アゼルバイジャン
82. フィリピン
83. 中国
84. ブータン
85. キルギス
86. セルビア
87. ボスニア・ヘルツェゴビナ
88. モンテネグロ
89. ドミニカ
90. モロッコ
91. ハンガリー
92. パキスタン
93. レバノン
94. ポルトガル
95. マケドニア
96. ベトナム
97. ソマリランド
98. チュニジア
99. グリース
100. タジキスタン
101. モンゴル
102. ラオス
103. ナイジェリア
104. ホンジュラス
105. イラン
106. ザンビア
107. ネパール
108. パレスチナ
109. アルバニア
110. バングラデシュ
111. シエラレオーネ
112. イラク
113. ナミビア
114. カメルーン
115. エチオピア
116. 南アフリカ
117. スリランカ
118. インド
119. ミャンマー
120. エジプト
121. アルメニア
122. ケニア
123. ウクライナ
124. ガーナ
125. コンゴ民主共和国
126. ジョージア
127. コンゴ共和国
128. セネガル
129. ブルガリア
130. モーリタニア
131. ジンバブエ
132. マラウイ
133. スーダン
134. ガボン
135. マリ
136. ハイチ
137. ボツワナ
138. コモロ
139. コートジボワール
140. カンボジア
141. アンゴラ
142. ニジェール
143. 南スーダン
144. チャド
145. ブルキナ・ファソ
146. ウガンダ
147. イエメン
148. マダガスカル
149. タンザニア
150. リベリア
151. ギニア
152. ルワンダ
153. ベナン
154. アフガニスタン
155. トーゴ
156. シリア
157. ブルンジ


こういうランキングを見ると、まずは自分の国が何位なのかを見ちゃうのが人間のサガってワケで、日本が「53位」ということに、ちょっと意外だった人も多いだろう。この「53位」という日本の幸福度は、先進7カ国(G7)の中ではダントツの最下位だし、それどころか、先進30カ国の中でも最低ラインだ。

ちなみに、4年前の民主党政権の時には、この国連の幸福度ランキングで日本は「43位」だった。東日本大震災という未曽有の自然災害と、福島第1原発事故という世界最悪レベルの人災を起こした直後だったのにも関わらず、日本の幸福度は現在より10位も上位の「43位」だったのだ。

それが、安倍政権に代わり、原発事故をホッタラカシにしたまま原発を推進したり、日銀を使って株価操作を始めて虚構の景気回復を演出したり、憲法を無視して戦争のできる国へと強引に舵を切ったり、挙句の果てには、マスコミを恫喝したり懐柔したりして報道にまで口を出すようになってからというもの、翌年には「46位」に後退し、そして今回、とうとう50位を割りこんで「53位」という恥ずかしい結果になってしまった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、自分が幸福かどうかという判断は、基本的に個人個人の主観によるものだから、必要最低限のお金しか持っていなくても幸福だと思っている人もいれば、一生かかっても使い切れないほどの大金を持っていても、自分のことを不幸だと思っている人もいるだろう。だから、その国で暮らしている人たちが「自分が幸福だと思っているかどうか」という純粋な調査では、その結果が大きく違ってくる。

冒頭に、『国連の「World Happiness Report (世界幸福度報告書)」は、アメリカのギャラップ世論調査が世界約160カ国の国民を対象にして、電話調査や対面調査をしたデータがもとになってる』って書いたけど、今回の「World Happiness Report」のもとになった、今年1月に発表されたギャラップ世論調査の幸福度ランキングを見ると、国連の発表とはずいぶん違うことが分かる。


1. コロンビア(85)
2. フィジー(82)
2. サウジアラビア(82)
4. アゼルバイジャン(81)
5. ベトナム(80)
6. パナマ(79)
6. アルゼンチン(79)
8. メキシコ(76)
9. エクアドル(75)
10. アイスランド(74)
10. 中国(74)


これは、それぞれの国のいろんな職種や立場の人たちに聞き取り調査を行ない、自分を「幸福だ」と回答した人の割合によるランキングだ。1位のコロンビアなら、100人のうち85人が自分を「幸福だ」と思っていることになる。ま、ベトナムや中国などの社会主義国の場合は、こうしたオオヤケの調査でホントのことを言うと、いろいろとメンドクサイヤ人なことになりそうなフレーバーも漂ってるから、この回答をそのまま鵜呑みにはできないけど、他の国に関しては、それなりに信頼できると思う。

ちなみに、1位のコロンビアは、国連の発表だと31位だし、フィジーと同率2位のサウジアラビアは34位、4位のアゼルバイジャンは81位だ。一方、国連の発表の上位10カ国にランクインしている国の中で、こちらにもランクインしているのは、同率10位のアイスランドだけだ。つまり、国連の発表で上位にランクインした国々の多くは、客観的に見たGDPや社会保障などは他国よりも優れていて幸福に見えるが、国民1人1人が自分のことを「幸福だ」と思っているかというと、そうとも言えないということになる。

実際、この調査の先進7カ国(G7)のランキングを見てみると、自分を「幸福だ」と思っている人の割合の低さに驚く。今回の調査での幸福度の世界平均は「56」なので、先進7カ国の中で平均以上なのはカナダだけということになる。世界で7本の指に入る先進国なのに、いくら国が発展していても、そこに暮らしている国民たちは、自分を「幸福だ」とは思っていない人がたくさんいることになる。


23. カナダ(60)
28. 日本(52)
42. アメリカ(43)
47. ドイツ(40)
54. イギリス(37)
57. フランス(33)
57. イタリア(33)


そして、こうしたそれぞれの国の国民たちの主観的な幸福度をベースにして、これにそれぞれの国のGDP、社会保障、物価、環境、格差、国民の健康寿命、教育、雇用、メディアの公平性、政治家の汚職など、さまざまな客観的な幸福度の要因を加味して数値化した結果が、国連による「World Happiness Report」というワケだ。

そして、これらの先進国の政府が行なっている経済政策や社会保障など、それぞれの国の客観的な幸福度を加味した結果、カナダは23位から5位へ、アメリカは42位から13位へ、ドイツは47位から15位へ、イギリスは54位から23位へ、フランスは57位から32位へ、イタリアは57位から50位へと、それぞれランキングを上げることになった。

でも、日本だけは反対だった。世界平均の「56」よりは下でも、国民の2人に1人が自分を「幸福だ」と思っていて、先進7カ国の中では上から2番目の28位だった日本は、現在の安倍政権による、ここ1年間の経済政策や社会保障など、数々の客観的な幸福度を加味した結果、28位から53位へと、まさにダブルスコアと呼んでも過言ではないほど、大幅にランキングを後退させてしまったのだ。


‥‥そんなワケで、東日本大震災の直後の民主党政権時には、世界43位だった日本の幸福度が、今の安倍政権になったとたんにズルズルと後退を始め、とうとう50位も割り込んでしまった。それも、先進7カ国を比較してみると、日本以外の6カ国が国の政策によって国民1人1人の幸福度を高めているのに対して、この日本だけは国の政策が国民の足を引っ張っていたのだ。安倍晋三首相は、選挙が近づくたびに国民にとって耳あたりの良いことばかりを並べ立てるが、現実にやっている政策は、国民の幸福など二の次で、国民の監視や憲法の私物化など「自分のやりたいこと」だけを最優先した「国民不在の独裁政治」なのだと再確認した今日この頃なのだ。


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