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2016.09.12

生理的に無理~!

あたしの行く大型スーパーは、スーパーと量販店が合体したみたいなお店で、自転車や草刈り機まで売られてる。草刈り機と言っても、片手で持って使う細長い掃除機みたいなもので、たしか1万円前後だったから、本格的なものじゃないと思うけど。で、その一角には、エンジンオイルや2ストオイルも並んでて、ガソリンスタンドで買うよりは遥かに安いから、あたしは、原チャリの2ストオイルをここで買ってる。

ちなみに、この「2スト(ツースト)」というのは「2ストローク(ツーストローク)」の略で、別名「2サイクル(ツーサイクル)」とも言う。原チャリでも、4サイクルのエンジンならガソリンだけで走るんだけど、あたしの原チャリは2サイクルのエンジンなので、このオイルをガソリンに混ぜないとエンジンが焼き付いちゃうのだ。

原チャリのお尻のとこにタンクがあって、そこに2ストオイルを満タンにしとくと、ガソリンに適量、混合しながら燃焼してくので、けっこう持つ。ガソリンを5回くらい満タンにしても、2ストオイルは半分くらいしか減ってない感じだ。でも、古いベスパとかだと、このオイル用のタンクがなくて、ガソリンを給油するたびに、小型のメスシリンダーで2ストオイルを計量して、入れたガソリンの量に合せて混合しなきゃならないから、めっちゃメンドクサイヤ人だ。

あたしは、松田優作さんの「探偵物語」を観たり、THE WHOの「四重人格」が原作の映画「さらば青春の光」を観たりして、古いベスパに憧れた時代もあったけど、このメンドクサイヤ人なシステムを知ってからは、「やっぱ原チャリは国産だな」と思うようになった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、数日前のこと、この2ストオイルがそろそろなくなりそうになったから、あたしは、スーパーにお買い物に行ったついでに、自転車売り場の一角にも行ってみた。それなのに、嗚呼それなのに、それなのに‥‥って、今回はこんなに早い段階から五七五の俳句調で嘆いちゃうけど、いつもの棚のいつもの場所に、いつもの2ストオイルがなかったのだ。

あたしが買ってたのは、1リッターの2ストオイルの中で一番安い、500円台前半のやつだったのに、それが並んでた場所に、見たことのないデザインの2ストオイルが並んでた。缶の形や容量は同じなんだけど、メーカーが違くて、値段は500円台後半、消費税を入れると600円を超えそうなイキオイだ。

近くにいた店員さんに聞いてみると、あたしが買ってた2ストオイルは在庫分がなくなったので、今回からはこっちの2ストオイルに切り替えたのだと言う。あたしが買ってたものが、製造中止になったのか、それとも単にスーパーが取り引きをやめたのかは定かじゃないけど、つまりは、このスーパーで一番安い2ストオイルが、今回からコレになったというワケで、あたし的には、不条理な値上げを食らったようなものだった。

だけど、ホントに安いものが欲しいのなら、隣りの棚に4リッターの缶がある。これなら1600円なので、1リッターあたり400円、遥かに安い。でも、最初に書いたように、2ストオイルはなかなか減らないから、4リッターも買っちゃうと、ぜんぶ使い終わるまでに1年くらい掛かりそうで、オイルが劣化しそうで怖いのだ。

そして、それ以上に困るのが、「入れにくい」という点だ。4リッターの缶は、エンジンオイルの缶と同じ四角いもので、フタも真ん中を親指をペコンと押して開けるタイプなので、これをこぼさないように原チャリのタンクに入れるためには、一度、何かの容器に移さなきゃならない。あたしは、この手間が嫌なのだ。

その点、いつもの1リッターの缶なら、ペットボトルのように口が細くなってる上に、口に付ける蛇腹のホースみたいなのが付属してるから、これを付ければ、缶から直接、原チャリのタンクに入れることができる。でも、あたしは、これも嫌いなのだ。この便利な付属品を使うと、使い終わったあとに蛇腹の部分にオイルが残るので、これが垂れたりしないようにビニール袋とかに入れとかなきゃならないし、次に使う時にビニール袋を開けると、中にオイルが垂れてベトベトになってたりするから、これが嫌なのだ。

だから、あたしは、この便利な付属品をあえて使わず、原チャリのタンクのフタを開けたら、深呼吸をして、精神統一をして、缶から直接、2ストオイルを入れる。すごく高い位置からコーヒーカップにカフェオレを注ぐ人みたいに、職人技を炸裂させるのだ。買って来たばかりの2ストオイルは、口まで満タンに入ってるので、少しでも傾けるとオイルが出始めちゃうから、ちょっと難しいけど、2回目とかは、もう半分くらい減ってるから、缶をそうとう傾けてもオイルが出始めないので、タンクの口の近くから攻めることができて、ほぼ、失敗はない。


‥‥そんなワケで、仕方なく、ちょっと値段の高い別メーカーの2ストオイルを買って来たあたしは、帰宅してすぐに、オイルを入れておくことにした。原チャリのタンクには、まだ半分くらいオイルが入ってたけど、オイルが切れたらエンジンが焼き付いちゃうから、気づいた時に満タンにしておくほうが安心だ。それで、あたしは、原チャリのタンクのフタを開け、便利な付属品は使わずに、いつものように、深呼吸をして、精神統一をして、缶のフタを開けた。

新品の満タンのオイルなので、最初の注ぎ始めは緊張するけど、万が一のために、タンクの口の周りにティッシュを巻き付けて、もしも狙いが外れても大丈夫なようにしてから、あたしは職人技を発動した。すると、緊張や不安とは裏腹に、オイルはひと筋の光の糸と化し、赤く輝きながら、タンクの口へと吸い込まれて行った‥‥って、おいおいおいおいおーーーーい!!何で赤いんだよーーーー!!あたしの原チャリのタンクの中に半分ほど残ってる2ストオイルは、緑色なのにぃーーーー!!

エンジンオイルと間違えないように、2ストオイルは着色してある。たまに青いのもあるけど、たいていは緑色か赤で、これは混ぜても問題ない。だから、あたしの原チャリには別に何も問題ないんだけど、これは、あたし個人の生理的な問題として、どうしても耐えられないことなのだ。原チャリのオイルのタンクは白っぽい半透明だから、中のオイルの色が見えてしまう。ガソリンタンクみたいに中が見えなければいいんだけど、中が見えるタンクの中に、緑色と赤が混ざった気持ち悪い色のオイルが満タンになってるなんて、あたしには耐えられない!

新しく買って来たオイルの色が赤だと知ってたら、あたしは、もともと入ってた緑色のオイルがなくなるギリギリまで走って、あとちょっとでなくなるっていう時に、新しい赤いオイルでタンクを満タンにしてたのに‥‥。そうすれば、あたしは気分よく原チャリに乗り続けることができたのに、これからしばらくは、原チャリに乗るたびに、あたしの脳裏には「気持ち悪い色のオイル」が湧き出てきて、ドンヨリした気分に陥ることウケアイだ。


‥‥そんなワケで、この感覚って、分かりやすく説明すると、割り箸が変なふうに割れちゃった時と同じなのだ。あたしは、いつも「マイ箸」を持ち歩いてるけど、お蕎麦屋さんでお蕎麦を食べる時だけは、「マイ箸」だと滑って食べにくいので、お店の割り箸を使うことにしてる。今はメッタに外食をしないから、ここ数年は外でお蕎麦なんか食べてないけど、ずっと前には、立ち食い蕎麦の「ゆで太郎」に定期的に通ってた。

1杯300円のお蕎麦でも、あたしにとっては「自分へのベホイミ」的な位置づけで、大好きな「ゆで太郎」のお蕎麦はご馳走だった。それなのに、そのお蕎麦を食べようと思ったとたん、割り箸が変なふうに割れてしまったりすると、一気に気分が沈んでしまう。片方が太くて、もう片方が細くて、すごく不愉快だ。だけど、食べるために使うほうとは反対側だから、お蕎麦を食べる上では何の問題もない。でも、食べ終わるまで、ずっと気になってしまう。

割り箸が真ん中で折れたりしたのなら、遠慮なく新しい割り箸を使わせてもらうんだけど、たかが「偏った割れ方」をしただけで、食べる上では何の不都合もないのに、新しい割り箸を使うなんてできやしない。だから、あたしは、なるべく気にしないようにして、お蕎麦を楽しむことだけに集中しようと努力するんだけど、これも生理的に耐えられないことのひとつなので、食べ終わるまでに、何度かは気になってしまう。そして、その結果、せっかくのお蕎麦を満喫することができなくなってしまうのだ。

他にも、かっぱえびせんとか、ポテトチップスとか、袋に入ったスナック菓子でも、あたしには生理的に耐えられないことが起こる。こういうスナック菓子の袋って、たいていは上部と下部にギザギザがついてるから、このギザギザを利用して開封するのであれば、右端か左端を上から下に切って開けることになる。だけど、あたしは、こういう縦長の袋は、どうしても上部を開封しないと気が済まないのだ。

あたしの場合、一度で食べきるということがほとんどないので、半分くらい食べて、残りは取っておくことが多い。こうした面からも、上部を開封すれば、袋の口を折りたたんで輪ゴムで留めたりするのに便利なのだ。もちろん、これは後付けのプラスアルファの理由で、何よりの理由は、ビジュアル的な問題だ。縦長の袋は、やっぱ上部が開いてないと美しくない。

で、上部を開けるために、あたしは、袋の裏側の継ぎ目の部分を右手でつまみ、その反対側を左手でつまみ、力を加減しながら左右に引っ張る。そうすると、上部のギザギザのところがメリメリと剥がれてキレイに開く場合もあるんだけど、失敗すると、袋の前面の左手の指でつまんだ部分がV字型に切れて穴が開いちゃったりする。こうなってしまったら、もう終わりだ。この穴から上のほうに切れ目を広げて行って、何とか体裁だけは整えるんだけど、それでも、食べ終わるまで、ずっとドンヨリした気分になっちゃう。

それなら、袋の上部をハサミで切ればいいじゃないか‥‥って言われそうだけど、スナック菓子は、たいてい袋の内側が油っぽいから、ハサミを使うと、ハサミを拭かなきゃならない気がして、そこまではメンドクサイヤ人なのだ。あたしは、こういうスナック菓子が好きなクセに、指が油でベトベトするのは嫌なので、割り箸で食べてるくらいだ。だから、ハサミに油が付くのも嫌だし、指紋の付いてるメガネのレンズやスマホの画面を見るのもダメなのだ。これも、あたしがスマホを絶対に使わない理由のひとつだ。

ちなみに、インスタントラーメンの袋も、上部の向かって右側に小さなV字カットがあって、明らかに「ここから縦に開けてください」って無言の主張をしてるけど、インスタントラーメンの場合は、袋を開けたらすぐに麺をお鍋に入れるし、スープの粉も取り出すし、袋はすぐにゴミ箱に捨てちゃうから、あたしはぜんぜん抵抗感なく、V字カットの部分から縦に開けられる。ようするに、スナック菓子のように、その袋を容器として、その袋の口から食べ続ける場合のみ、上部がきれいに開いてないと気が済まないのだ。

だから、割り箸にしても、たとえばお風呂場にナメクジを発見して、他に何も挟むものがなくて新品の割り箸しかなかった場合なら、慌てて割った割り箸が変な割れ方をしても、あたしはぜんぜん気にならない。とにかく、一刻も早くナメクジを挟んで、窓から外に捨てて、その割り箸もゴミ箱に捨てるだけだ。つまり、一瞬しか使わないから、別に気にならないのだ。だけど、お蕎麦を食べる時は、変な割れ方をした割り箸でも、しばらくの間は使わなきゃならない。これがあたしは嫌なのだ。


‥‥そんなワケで、プロ野球の世界では、広島カープが25年ぶりにリーグ優勝を決めた。特に広島カープのファンじゃないあたしでも、優勝の輪の中で、新井と抱き合って泣いていた黒田の後ろ姿を見て、思わずもらい泣きをしてしまった。だけど、もしも、この前日に、巨人がヤクルトに負けて広島の優勝が決まっていたら、どうだっただろう?もちろん、それでも優勝に変わりはないけど、25年ぶりの優勝が、広島の試合がない日に、他チームの試合結果によって決まってしまったら、ちょっと残念だったと思う。そして、この残念な感覚をすごく小規模にしたのが、あたしが生理的に耐えられないこと、つまり、緑色の2ストオイルに赤い2ストオイルが混ざってしまったり、お蕎麦を食べようと思ったら割り箸が変なふうに割れてしまったり、スナック菓子の袋が希望通りの形に開かなかったりすることなのだ‥‥って説明しても、たぶん、10人のうち1人か2人くらいにしか分かってもらえないような気がしてる今日この頃なのだ(笑)


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