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2017.02.27

なんちゃって鰻重への道

あたしは鰻重が大好物だ。高いから、母さんのお誕生日とかクリスマスとか、1年に1回か2回しか食べられないけど、とにかく鰻重が大好物だ。うなぎの蒲焼きを買ってきて自宅で食べる時は、我が家にはドンブリしかないので仕方なく鰻丼にするけど、鰻屋さんに食べに行った時は、絶対に鰻重にする。何故かと言うと、長い鰻の蒲焼きはシッポのほうに行くに従って少しずつ幅が狭くなってるけど、それを真ん中から半分に切って「右向き」と「左向き」にして長方形の重箱に入れることによって、重箱のご飯の上にパズルみたいにピッタリと収まってるからだ。

あたしは何でもキチンと収まってるものが好きなので、この鰻重という食べ物は、味的にも大好きな上に、ビジュアル的にも大好きなのだ。鰻丼の場合だと、丸いドンブリに四角い蒲焼きが乗ってるから、この「ピッタリと収まってる感」も味わえないし、ご飯だけの部分もあるため、蒲焼きとご飯とをバランスよく食べ進めるのが難しく、最後には先に蒲焼きがなくなり、タレだけ掛かったご飯をお漬物で食べなきゃならなかったりする。

でも、鰻重の場合は、長方形のご飯の上にピッタリと長方形の蒲焼きが乗ってるから、蒲焼きをひとくち大にお箸で切り分けながら、その下のご飯も四角く取り、小型の四角いアナゴ寿司のような形にして食べ進めることができる。これなら最後のひとくちまで蒲焼きとご飯とをセットで食べることができるので、ご飯の残量計算などの余計なことに脳みそを使う必要もなく、美味しい鰻重を味わうことだけに全神経を集中できる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


Un2


‥‥そんなワケで、あたしは鰻重が大好物なんだけど、最初に書いたように高くてメッタに食べることはできないから、普段は鰻重のことを考えないようにしてる。考えると食べたくなっちゃうからだ。だけど、去年の夏のこと、ラジオから流れてきたあるCMが、あたしの琴線をライトハンド奏法で弾きまくり始めた。それは、一正蒲鉾から新発売された「うな次郎」という「なんちゃって蒲焼き」のCMだった。

そして、スーパーにお買い物に行くたびにカマボコとかおでん種とかのコーナーをチェックしてたら、1~2週間くらいしたころ、ついに実物を見つけることができた。中くらいのパックに鰻の蒲焼きっぽいものが2枚入ってて、脇には鰻のタレと山椒が付いてて、見た感じはなかなか美味しそうだった。だけど、値段を見ると360円、これに消費税がプラスされたら400円近くになってしまう。1食の予算を100円と決めてるあたしにとって、これはちょっと手が出ない。

鰻の代わりに何か別のものを焼いて、鰻のタレを塗った「なんちゃって蒲焼き」は、多くの人が試行錯誤した経験があると思うけど、あたしも子どものころからチャレンジしてきた。最初に考えたのは、チクワの片側を上から下まで包丁で切り、それだけだと丸まっちゃうから、内側に等間隔に上から下まで包丁で浅めに切り込みを入れて、編で焼いて、鰻のタレを塗る。これは、まあまあ美味しいけど、やっぱり本物の蒲焼きとは雲泥の差だ。

でも、チクワの蒲焼きは誰もが思いつくみたいで、何年か前に『タモリ倶楽部』で「なんちゃって蒲焼き」を作る回があったけど、ここでも最初にチクワの蒲焼きを作ってた。たしか、光浦靖子さんと、あと男性のゲストもいて、タモリさんとみんなでいろんな材料を使って「なんちゃって蒲焼き」を作ってたけど、結果的にはどれも失敗だった。

結局のところ、アナゴの蒲焼きのような市販品で見た目も似てるものでも、サンマの蒲焼きなど他のお魚を使ったものでも、チクワやハンペンなどのお魚の練り製品を利用したものでも、お野菜などまったく別の材料を使って工夫したものでも、所詮は「鰻のタレの味をつけた別の食べ物」になるだけで、本家本元の鰻の蒲焼きには百歩も千歩も届かないのだ。

だけど、カマボコを始めとしたお魚の練り製品を専門とする一正蒲鉾が、社をあげて開発した「うな次郎」なら、本物には届かないとしても、けっこうイイ線まで行ってるんじゃないか?そう思ったあたしは、どうしても一度だけは「うな次郎」を食べてみたいと思った。それで、スーパーに行くたびに「うな次郎」の様子を見にいくようになった。それは、もちろん、賞味期限が迫った時の「半額シール」がお目当てだった。

でも、2回目に見た時も、3回目に見た時も、「うな次郎」は常に360円だった。それでもあたしは諦めず、スーパーに行くたびにチェキしてたら、ある日のこと、ついにシールが貼ってあったのだ!だけど、これが微妙で、「30%OFF」のシールだった。そして、値段は「250円」だった。

あたしは悩んだ。チョコチョコと同じコーナーをチェキしてたあたしは、この「うな次郎」があんまり売れてないことをウスウス気づいてた。たぶん、あたしと同じに、360円という値段が、「なんちゃって蒲焼きにしてはちょっと高いな」と思った人が多かったんだと思う。もしも、あたしのこと仮説が正しければ、これまたあたしと同じに、「割引シールが貼られたら買ってみよう」と思ってる人が何人かはいるハズだ。そうなると、今、あたしがこれを買わずに「半額シール」を待っていたら、その人たちに先に買われてしまうかもしれない。

それじゃあ本末転倒だ。これまでチョコチョコと通ってきた意味がなくなっちゃう。そこであたしは、キヨミズの舞台から飛び降りたつもりで、「30%OFF」のシールの貼られた「うな次郎」をカゴに入れた。250円なら消費税を足して270円、母さんと1枚ずつ食べれば1人135円、これなら朝食と昼食を節約すれば「1日3食で300円」に収まるから、とりあえず「1食100円」の予算をキープすることができる。

こんなに長い道のりがあって、あたしは、念願だった「うな次郎」を食べることができた。見た目も蒲焼きっぽいし、裏はちゃんと皮っぽくなってたし、鰻の小骨の食感まで再現してあって、「よくぞここまで!」って感じだった。だけど、こんなこと言ったら一正蒲鉾の開発者たちに申し訳ないけど、やっぱり、所詮は「なんちゃって蒲焼き」だった。本物に近づけようとして努力してあるぶん、中途半端な「鰻の蒲焼きっぽいものを食べた感」が強くて、余計に本物の鰻重を食べたくなっちゃったのだ。この「うな次郎」を10回食べるなら、そのぶんを貯金しておいて、本物の鰻重を1回食べたほうがいい。正直、そう思ってしまった。


‥‥そんなワケで、話はクルリンパと変わるけど、あたしは、温かいおそばだと「きつねそば」が一番好きなので、冷凍庫には油揚げを常備してる。油揚げは、中がスカスカの軽いやつが5枚くらい入ってて100円とかのもあるけど、あたしが買うのは、中に5ミリくらいお豆腐感の残ってるもので、持った時に少し重みを感じるやつだ。これだと2枚入りで120円くらいするし、いいお店のだと200円近いものもあるけど、あたしは120円のが賞味期限ギリギリで「半額シール」が貼られた時に、3つとか4つとかまとめて買ってくる。

そして、ぜんぶ半分に切り、お鍋にひたひたにお水を入れて、粉末のアゴ出汁、お砂糖、お醤油で、少し濃いめの味に煮つけてから、2枚ずつラップして冷凍庫で凍らせておく。その場で「きつねそば」を作って食べる時は、最初に油揚げに熱湯を掛けて、少し油抜きをしてから煮たほうがサッパリして美味しいんだけど、冷凍庫で保存する場合は、油抜きしないほうが美味しいのだ。

で、ある日のこと、何か簡単なおつまみを作って、ホッピーで晩酌しようと思って冷蔵庫を見たら、賞味期限が昨日までのモヤシが1袋見つかった。モヤシが1袋10円だったから3つ買ってきたんだけど、2日連続でモヤシ料理を作って食べたので、3日目に別のものを作って食べたまま、あと1つ残ってたのを忘れてたのだ。

それで、モヤシだけ炒めても寂しいから、何か入れようと思ったんだけど、チクワもジャコ天もサバの缶詰もない。冷凍庫を見てみると、イワシのつみれ団子しかない‥‥と思ったのもトコノマ、甘辛く煮てラップした、きつねそば用の油揚げが1つだけ残ってた!これ、もう1カ月くらい経ってるよな?‥‥なんて思いつつ、これを使うことにした。

油揚げを細切りにして、モヤシと炒めたことは何度もあるけど、いつもは買ってきたままの油揚げを使ってて、こんなふうに味つけしたものを使ったことはない。でも、もう1カ月くらい経ってるから、モヤシと同様、こっちも使っちゃわなきゃならない。そこで、あたしは、フライパンにちょっとだけ油を敷いて、モヤシをサッと炒めて、そこに細切りにした油揚げを加えて、チャチャッと炒めた。味見をしなくても、雰囲気的にこれだけだと味が薄い感じがしたので、粉末のアゴ出汁とお醤油を少しだけ加えた。

そして、出来上がったモヤシ炒めをお皿に盛って、キンキンのホッピーで晩酌を始めたあたしは、ひとくち食べて驚いた!鰻の蒲焼きじゃん!そう、このモヤシ炒め、鰻のタレなんか使ってないのに、思いっきり鰻の蒲焼きの味なのだ!あたしは急いでお台所の棚から山椒を持ってきて、パラパラと振りかけてみた。そしたら、さらに鰻の蒲焼きになった!

これまで、鰻の蒲焼きに近づけようと思って、いろいろと工夫してきたけど、一度たりとも満足のいくお料理は完成しなかった。それなのに、何の意図もなく作った「冷蔵庫の片づけ料理」が、わずか5分で作った「余りもの料理」が、材料費40円ほどの「節約料理」が、こんなにも鰻の蒲焼きっぽい味になるなんて!

ちなみに、数日後、今度は買ってきたばかりの油揚げを細切りにして、モヤシと炒めて、粉末のアゴ出汁、お醤油、お砂糖で味つけしてみたんだけど、これはぜんぜん鰻の蒲焼きじゃなくて、ただ単に「油揚げとモヤシを炒めて砂糖醤油で味つけしたもの」になっただけだった。つまり、油揚げを甘辛く煮つけてから、一度、冷凍庫で凍らせて1カ月ほど寝かせることがポイントみたいだ。今、冷凍庫にある油揚げは数日しか経ってないので、2週間後、3週間後、1カ月後と、時間差でそれぞれ作って食べてみようと思ってる。


‥‥そんなワケで、この説明を読んだだけじゃ、とても鰻の蒲焼きっぽいお料理とは思えないだろうし、鰻に該当する油揚げを細切りにしてる時点で、どちらかと言えば「ひつまぶし」になってしまう。そこで、今、あたしが考えてるのが、2週間後、3週間後、1カ月後に、それぞれ作ってみる時には、油揚げを千切りにしないで、モヤシを入れないで、油揚げだけを四角いままフライパンで焼いてみようと思ってる。あたしは以前、シッカリと水切りしたお豆腐を冷凍庫で凍らせて「なんちゃって高野豆腐」を作ってみたことがあるんだけど、お豆腐を凍らせると歯応えが生まれる。だから、中に5ミリほどお豆腐感のある油揚げの場合も、凍らせたことで食感が変わり、鰻の蒲焼きっぽくなった可能性もある。もしも、これで成功したら、あたしはこれに「うな三郎」という名前をつけて、あたしの節約料理の一品に加えようと思ってる今日この頃なのだ♪


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2017.02.25

与党ぐるみで隠蔽し続ける森友学園問題

2月24日 (金) の衆院予算委員会で、民進党の福島伸享議員の質疑と、それに対する答弁が興味深かったので、ザックリと文字起こしをしてみた。この前段では、安倍昭恵氏が「森友学園」の小学校の名誉校長を辞任する手続きをしている件や、あくまでも「秘書が対応していた」と連呼する安倍晋三首相の必死な姿が見られたけど、この辺は多くのメディアが報じたので、ここではカットする。

それよりも、あたしが重要だと思ったのは、マスコミ各社が横並びで安倍首相の苦しい言い訳ばかりを報じたことによって、ほとんど取り上げられなかった「その後の質疑」だ。だから今回は、いつもの「いかがお過ごしですか?」は割愛して、福島伸享議員の質疑の後半の部分を、以下、文字起こししてみた。


民進党・福島伸享議員 「これは怪し過ぎますよ。森友学園の側に立って、国民の財産である国有地をどんどん安くしていってるとしか思えないんですよ。今回のこれらのスキームは、森友学園だけじゃできないと思ってます。その間に入ってる不動産や弁護士ではできないと思ってます。麻生大臣はいつも「手続きは適正だ」と言いますが、これがヒントです。確かに、法令にのっとった手続きを取っていて、今のところ違法な手続きは見られません。しかし、針の穴を通すように、それぞれの制度の例外を巧く活用して、この事業が進められてきました。これは、役人じゃなきゃできません。この貸付の鑑定を行なった時の理財局長はどなたでしょうか?」


財務省の佐川宣寿理財局長 「え~と、いつの理財局長ですか?(しばらく席を外して書類などをチェックしてから)私は昨年6月に理財局長になりましたので、その前の前は、え~と、中川でございます」


福島伸享議員 「前の前の理財局長など聞いてませんよ。あなたの前の理財局長が誰かと聞いているんです」


佐川宣寿理財局長 「ちょっとお待ちください。(また、しばらく席を外して書類などをチェックしてから)迫田でございます」


福島伸享議員 「(自分の前任者の名前を知らないはずがないのに)何でそんな演技をするんですか?今日は参考人招致をしてるんですよ?(自民党からヤジ)何で自民党の皆さんはそんなに役所をかばうんですか?前任者の名前も分からない。しかも今日の迫田さんの参考人招致を与党の皆さんは断ってるんですよ。その時の理財局長だから参考人招致が必要なのに、何でそこまで皆さんは迫田さんを出すことを嫌がるんですか?これではますます怪しいと思われますよ。私は当時の理財局長だった迫田さんの政治家との接触記録の提出をこの委員会に求めたいと思います」


浜田靖一委員長 「理事会で協議します」


福島伸享議員 「財務省は、この政治家との接触記録を出そうとしません。国家公務員等制度改革法におきまして、こうした政治家との接触記録は残さなければならないことになっており、特にこのような土地の売却に絡むようなものについては、特に情報の公開に留意するものとする、とされていますので、無いという言い訳は通用しません。該当部分だけでなく、すべてこの委員会に提出いただきたいと思います。問題は、まだ数限りなくありますが、今日は6つの論点のうち、1つの半分もできていません。総理、土地の購入に関して、いっさい政治家の口利きはなかったということを、今日この場で断言できますか?総理は先日、もしも総理や昭恵夫人が関わっていたら総理も国会議員もお辞めになると啖呵をお切りになりましたけど、この案件について、いっさい政治家の口利きがなかったと断言できますか?」


安倍晋三総理大臣 「私が言ったのはですね、この売却の問題、あるいは認可の問題についてですね、私と家内、あるいは事務所、安倍晋三事務所はいっさい関わっていない、言うふうに申し上げました。それにもしも関わっていたら、私は政治家として責任を取ると申しました。これはそう明言したのでありますから、これはその通りでございます。ただ、今、他の政治家が、かか、かか、関わっていたかについては、私についてご質問がござい‥‥(総理の見解をお聞きしているんです)だって、だって私は、私は、(何でそんなにシドロモドロになるんですか)シドロモドロじゃないですよ。私は、私は、自民党の全議員の行動を把握してませんから。自民党、じ、政治家と言えば民進党だってあるじゃないですか。共産党だってありますよね。分からないですから、民進党の諸君が何をやってるか。だから私は当然答えられないので、私が分かる範囲は、私と家内、売却と認可には関わっていない、私が答えられるのはここまでですよ。国会議員の関与と言われましてもね、民進党の皆さんが何してるか私は分からないですよ。そんなことを全部調べていたら、これ、けっこう、どうなんですか。今、私は、ここでいきなり言われて分からないじゃないですか。接触記録を調べろというヤジが今ありましたが、それであれば前もって聞いてくださいよ。接触記録を出すかどうかということを前もって聞いてくれればいいのであってね、いずれにしましても、総理大臣としまして、私が今ここで答える立場にないわけでありますから、理財局なりなんなりにね、接触があったかどうか、え~、不法な、不法な依頼があったかどうかは、理財局長に聞いていただければいいんだと思います」


福島伸享議員 「いえ、これまで何度も求めているのに出さないから申し上げているんです。ぜひですね、疑惑を晴らす上で、党としても政府としても、この件について、誰が接触してどのようなことがあったのかを調査すべきであると思います。ある与党の政治家の方が、籠池理事長のところに何度もしつこくやってきて、この件について役所からいろんなことを調べてくれと言われてやったら、役所の対応が不満で、謝礼を持って何か口利きをしろと言ったから断ったという話もあるんですよ。籠池理事長は他の政治家にも同じことをやってたかもしれませんよ。(与党の)皆さんはヤジってますけど、この件はですね。国民の税金で買った国有財産を不当に安く売っているという問題なんですよ。(与党の)皆さんも調査にちゃんと協力すればいいじゃないですか。「瑞穂の國記念小学院」のパンフレットにはノブレス・オブリージュとか国家有為の人材育成などと書いてありますが、愛国を免罪符にして国民の財産をかすめ取ることは許されませんよ。愛国の名のもとに国を私物化してるんじゃないかというのが、多くの国民の疑惑の目です。ヤジってる与党の皆さん、これは政治の信頼性に関わる問題ですから、この委員会で徹底的な解明を求めたいと思います」


‥‥そんなワケで、補足として書いておくけど、与党の反対によって参考人招致ができなかった「迫田さん」と言うのは、「森友学園」に市価の10分の1で国有地が売却された時に財務省の理財局長を担当していた「迫田英典氏」のことで、現在の安倍政権下で理財局長に就任した財務官僚だ。偶然なのか必然なのか、安倍首相と同郷の山口県出身だ。ちなみに、安倍首相は、2015年9月3日にこの迫田英典理財局長と面会してるんだけど、この翌日の9月4日には大事な安全保障の審議を欠席してまで大阪へ飛んで大阪のテレビに出演し、その翌日の9月5日には安倍昭恵氏が大阪の塚本幼稚園で講演して名誉校長に就任している。それから、もう一点、あたしが気になったのは、福島伸享議員から「他の政治家の口利きがなかったと断言できるか?」と質問された安倍首相が、何度も民進党の名前を出して「民進党の議員が何をやってるかなど分からない」と繰り返し、共産党の名前まで出したのに、「日本維新の会」については一言も触れなかったことだ。感情的になると、ついつい本音が出てしまう安倍首相だけど、この時も、ずいぶん感情的になっていたから、無意識のうちに「日本維新の会」をかばってしまったのだろうか?‥‥なんて思った今日この頃なのだ。


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2017.02.16

白ホッピー黒ホッピー赤ホッピー

あたしは、ビールだとアサヒのスーパードライとオリオンが好きなんだけど、ビールなんて贅沢品はメッタに買えないから、ふだんは第3のビール、キリンの「のどごし生」を飲んできた。これなら500mlで150円くらいなので、ビールの半額だからだ。だけど、ここ半年くらい、第3のビールもメッタに買わなくなって、ホッピーばかり飲むようになった。

ホッピーは、普通のスーパーとかで買うと、安くて100円前後、高いとこだと120円くらいするけど、あたしは24本入りの箱を2箱単位で買ってるので、1本あたり90円くらいになる。そして、ホッピーで割る甲類焼酎は、ホントはキッコ―ミヤの金宮焼酎が美味しいんだけど、これだと25度の1.8リットルの紙パックのが1400円前後もしちゃうから、宝焼酎ピュアパックの25度の1.8リットルの紙パックを安売り店で850円くらいで買ってる。

飲み屋さんに置いてる業務用のホッピーは1本360mlだけど、家庭用のホッピーは1本330mlなので、500nlの大きなサワーグラスを冷凍庫でキンキンに冷やしておいて、これまたトロトロになるまで冷凍庫でキンキンに冷やしておいた宝焼酎をグラスの3分の1ほど入れて、こちらもキンキンに冷やしておいたホッピーを注ぐと、ちょうど500mlになる。1.8リットルの宝焼酎で10杯作って100ml余るので、焼酎の値段は1杯あたり81円で、ホッピーが90円だから、1杯171円‥‥って、「のどごし生」よりも高いじゃん!

でも、そんなこたーないんだよね。のどごし生はアルコール度数が5度だけど、25度の焼酎170mlをホッピー330mlで割るとアルコール度数は約8.3度になるから、のどごし生の500mlを3本飲んだのと同じ「酔い」をホッピーなら2杯で達成できるのだ。その上、甲類焼酎はビール類よりも遥かに低カロリーで糖質ゼロだし、ホッピーは1本あたり11キロカロリーの低カロリー、1.7グラムの低糖質だから、ビール類よりも太らない。

さらに言えば、これはあたしには関係ないんだけど、甲類焼酎はプリン体がめっちゃ少ないし、ホッピーはプリン体ゼロなので、尿酸値の高い痛風予備軍の人でも安心して飲むことができる。もちろん、尿酸値の高い人にアルコールは良くないから、あくまでも「自己責任でホドホドに」ってことだけど、それでも、ビール類よりは遥かに安心だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、もっと安くホッピーを楽しもうと思ったら、1.8リットルの甲類焼酎じゃなくて、もっと大きなものを買えばいい。大きなペットボトルに入った甲類焼酎は、2.7リットルの安いのが1100円前後、4リットルの安いのが1600円前後だから、さらに1杯あたりの値段が安くなる。大きな焼酎を買ってきたら、500mlのペットボトル2~3本に移して、これを冷凍庫に入れておけばトロトロになるから、いつでもキンキンのホッピーが楽しめる。

そんなホッピーだけど、一般的に知られてる普通のホッピーと黒ホッピーの他に、赤ホッピーというのがある。正式には「55ホッピー」と言って、10年くらい前にホッピー誕生55周年を記念して発売されたもので、中身の色は普通のホッピーと同じビール色なんだけど、ラベルが赤いので通称「赤ホッピー」と呼ばれてる。普通のホッピーの2倍の時間をかけて醸造してあって、一部に海洋深層水が使われてて、麦芽100%、ようするに「高級なホッピー」というワケだ。

で、あたしは、その存在だけは知ってたけど、そこらのスーパーには置いてないし、普通のホッピーで満足してたから、機会があれば飲んでみたいなとは思ってたけど、これまで飲んだことがなかった。だけど、ここ半年、ずっとホッピーにハマッてたから、何とか一度は飲んでみたいと思い、ネットで最寄りの取扱店を調べて、買いに行ってみた。そのお店は、普通のホッピーと黒ホッピーは100円だったんだけど、赤ホッピーは130円だった。とりあえず、2本だけ買ってきて、キンキンに冷やして、普通のホッピーと飲み比べをしてみた。

そしたら、ナナナナナント!これがめっちゃ美味しかったのだ!普通のホッピーが第3のビールなら、赤ホッピーは本物のビールと言うか、本物のビールよりも美味しかった!1杯あたり30円高くなっても、本物のビールよりも美味しいならお得だし、その上、普通のホッピーと同じく低カロリーで低糖質でプリン体ゼロ、オマケにビールよりも酔えるんだから言うことなしだ。


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‥‥そんなワケで、かつてあたしは、すごくタマにビールを買う時、大好きなスーパードライを1本と、のどごし生を2~3本買って、最初にスーパードライを飲み、2本目からはのどごし生を飲むようにしてた。ビールが美味しいのは最初の1本だけで、2本目からは何を飲んでも大して変わらないからだ。そして、この方式を思い出したあたしは、最初の1杯だけ赤ホッピーを飲み、2杯目からは普通のホッピーを飲むという方式を思いついたのだ。


Hp1


でも、さすがに高級な赤ホッピーを箱買いする度胸と予算はなかったから、とりあえず同じお店に行って赤ホッピーを6本買ってきて、大切に飲むことにした。それから、あたしは黒ホッピーは甘いからイマイチなんだけど、普通のホッピーと黒ホッピーを半々で割る「ハーフ&ハーフ」は好きなので、ついでに100円の黒ホッピーも2本だけ買ってきた。これで、この日の予算1000円を使い果たしたけど、最低でも1週間はホッピーが楽しめるから、あたしはゴキゲンだった。

冷凍庫でキンキンに冷やしておいたグラスに、これまたトロトロになるまで冷凍庫でキンキンに冷やしておいた宝焼酎を3分の1ほど注ぎ、飲む10分前に冷蔵庫から冷凍庫へ移してキンキンの追い討ちをかけておいた赤ホッピーを静かに注ぐと、流氷のような細かい氷がグラスの表面に広がってキラキラと輝き始めた。用意しておいた熱々の風呂吹き大根、里芋とイカの煮物をおつまみにして、キンキンの赤ホッピーを飲む。う~ん、やっぱりビールよりも美味しい!


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そして、2杯目に普通のホッピーを作って飲み始めたら、これまためっちゃ美味しかった。最初に飲み比べをした時は、1杯目に普通のホッピーを飲み、2杯目に赤ホッピーを飲んだから、赤ホッピーの美味しさが良く分かったんだけど、最初に赤ホッピーを飲むと、2杯目の普通のホッピーも、いつもより美味しく感じるみたいだ。あたしは、自分で思いついた方式に、改めて感心してしまった。


‥‥そんなワケで、あたしはホッピービバレッジの回し者じゃないし、ホッピービバレッジから1円ももらってないし、単なるホッピーファンだ。だけど、初めて飲んだ赤ホッピーがマジでめっちゃ美味しかったから、ついつい嬉しくなってホッピーのことを書きまくってしまった。だから、もしもホッピーよりも美味しいビールの代用品が見つかったら、その時はまた書こうと思う。たとえば、甲類焼酎をのどごし生で割ってみるとか(笑)‥‥って感じの今日この頃なのだ♪


Bs7


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